多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズとは

白内障手術では、濁った水晶体の代わりに人工の眼内レンズを挿入します。この眼内レンズには、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズがあります。
単焦点眼内レンズはピントの合う距離が決まっているレンズです。そのため、ピントの合わない距離にあるものを見る際には眼鏡をかける必要があります。たとえば、手元がよく見える単焦点眼内レンズの場合、遠くをはっきり見る際には眼鏡が必要になりますから、近視と同じような状態だと言えます。遠距離にピントが合う単焦点眼内レンズではこの逆になります。
多焦点眼内レンズは、遠近どちらの距離にもピントが合うように設計されたレンズです。すべての距離を完全にカバーするまではいきませんが、単焦点眼内レンズに比べるとピントが合う範囲がかなり広いため眼鏡が必要になる機会が大幅に減ります。眼鏡をかけずに生活できる方も増えてきており、多焦点眼内レンズは単純に白内障治療だけでなく、術後のクオリティ・オブ・ライフ向上にもつながっています。
安全性や手術の手法には違いがないため、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズを使った手術はどちらも10分程度で行えます。

眼内レンズの見え方

眼内レンズはお試しで入れることができないため、事前にその見え方の特徴やリスクなどをしっかり理解して選ぶことが重要です。イメージですが、正常な見え方、白内障の見え方、単焦点眼内レンズの見え方、多焦点眼内レンズの見え方の4種類を比較できる画像をご用意しましたので、参考にしてください。

正常な見え方、白内障の見え方、単焦点眼内レンズの見え方、多焦点眼内レンズの見え方を比較できます。見比べてみてください。

 各レンズにおける眼鏡の必要性

遠距離にピントを合わせた単焦点眼内レンズ 手元など、近くを見るために眼鏡が必要になります。
近距離にピントを合わせた単焦点眼内レンズ 景色や看板など、遠くを見るために眼鏡が必要になります。
多焦点眼内レンズ 遠くと近くの両方にピントがあるため、眼鏡を必要とする場面が大幅に減ります。
ただし、ピントの合う距離を自在に調節できるわけではなく、微妙な距離のものをはっきり見るためには眼鏡が必要になることもあります。

日常生活に合わせた焦点調整

白内障手術で挿入する人工眼内レンズを適切に選ぶためには、お仕事、ライフスタイル、趣味、お考えに合わせることが重要です。近距離の焦点距離は特に日常生活への影響が大きいため、きめ細かい調整が不可欠です。
単焦点眼内レンズで近距離にピントを合わる際や、多焦点眼内レンズの近距離側のピントを合わせたい場合には、下記を参考にしてください。

スポーツや観劇、ショッピング 近距離の焦点距離 50cm付近
料理や読書、デスクワーク 近距離の焦点距離 42cm付近
カメラ撮影や手芸 近距離の焦点距離 33cm付近

当院では、スタッフがそれぞれのレンズが持っている特徴を熟知しており、患者様のご希望やご不安などをうかがいながら適切なアドバイスをさしあげています。人工眼内レンズは手術後、入れ替えやケアの必要がなく、ほとんどの場合、生涯お使いいただくものです。どんな疑問にもきめ細かくお答えしておりますので、なんでも気兼ねなくご相談ください。

当院でご用意している多焦点眼内レンズ

当院の白内障手術では、2種類の多焦点眼内レンズをご用意しており、どちらも先進医療の対象になっています。
この2種類の多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を受けた患者様から、眼鏡のわずらわしさがなくなった解放感、日常生活の快適さ、見え方への満足などの感想を多くいただいています。

    • AMO社製の「テクニスシンフォニー」「テクニスマルチ」
    • アメリカAlcon社製の「ReSTOR」

多焦点眼内レンズの手術費用

多焦点眼内レンズ(ReSTOR・TECNIS)
片目 15万円(税抜)~

※多焦点眼内レンズは保険適応外です。

TEL:0433044641

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